第8回 : 素材系ベンチャー特集 8-1. エーアイシルク株式会社 天然由来のシルクに導電性を持たせた「フレキシブル電極」を開発する東北大学発ベンチャー。装着時の不快感や皮膚・生体内での炎症、発汗などによる計測不良など、従来の医療用電極が抱えていた課題・リスクを低減。安全性で快適・吸水性が高い・導電率の設定が可能・加工が容易、といった特徴を生かし、医療・健康分野だけでなく、車の運転者の体調管理や高齢者の見守りなど、さまざまな分野での応用可能性を持つ。 8-2. AgIC株式会社 ※ 2017年9月 エレファンテック株式会社に商号変更 専用インクをカートリッジに詰めるだけで、家庭用プリンターを電子回路印刷機に変えるDIYキット「AgIC Print」を開発・販売。 また産業用途向けの回路印刷サービスを行っており、大きく・薄く・柔軟な電子回路の試作が1枚から可能となっている(試作だけでなく量産も対応)。 8-3. ティエムファクトリ株式会社 地球上の透明個体の中で最も軽く、最も高い断熱性能を持つエアロゲルの一種MYST(ミスト)を京都大学と共同で開発。 かつ疎水性、低コストという特徴を併せ持つ。これまで一般市場に出回っていなかった透明な断熱材の開発と事業化を行っている。 8-4. 株式会社マリンナノファイバー カニの殻の成分であるキチンを極細(10-20nm)な繊維として取り出した「マリンナノファイバー」を製造・販売する鳥取大学発ベンチャー。マリンナノファイバーには保湿効果、抗肥満効果、整腸作用など様々な機能・効用があり、 化粧品への添加剤、食品への添加剤、医薬品への展開、農業資材への展開、フィルムの補強繊維などへの応用が可能。 8-5. 日本材料技研株式会社 素材分野で大学・研究機関が開発した有望な技術や、国内の材料企業に眠る技術を対象に、ライセンスアウトやカーブアウトを通じた事業化に取り組むファブレス型ベンチャー。1号案件として、2016年3月にAGC 旭硝子と共同でバイオ有機酸ベンチャーとしての成長を目指す事業会社を設立した。今後も、企業が保有する休眠技術の事業化を進めることで、日本の素材産業におけるイノベーション創出を目指す 。
また産業用途向けの回路印刷サービスを行っており、大きく・薄く・柔軟な電子回路の試作が1枚から可能となっている(試作だけでなく量産も対応)。
かつ疎水性、低コストという特徴を併せ持つ。これまで一般市場に出回っていなかった透明な断熱材の開発と事業化を行っている。